在宅医療では通院が困難など、居宅での診療を希望する方々の要望に応じ、定期的に医療者が訪問し医療をおこないます。

在宅診療の方針

慢性期疾患、寝たきり状態、末期癌状態について在宅医療を引き受けております。
それ以外の急性期疾患、あるいは治癒の見込みがある疾患等の場合には、
基本的には入院での治療が望ましいと考えます。
ただし、患者様と介護をされる方のご希望があれば、医学的判断に基づいて在宅医療を行うことも可能です。
経験から患者様の希望に沿った形の医療をすることが在宅医療の基本方針であると考えております。

医師や看護師等が患者様のご自宅に訪問して定期的かつ計画的な
医療サービスを提供しています。
その為に地域の訪問看護ステーションならびに訪問介護ステーションなどと
積極的に連携を取っています。
  • 在宅医療を利用されている方

    ・身体的・社会的状況等で通院が困難な方
    ・病院退院後の長期療養を
     できる限り住み慣れた自宅・地域で送りたいという方
    ・寝たきりのお年寄りの方
    ・慢性的な病気の方

  • 在宅医療を活用するメリット

    ・通院の移動や待ち時間がなくなる
    ・定期的な訪問により継続的な医療が受けられる
    ・万一の場合も診察履歴があるため対応がスムーズ
    ・通院にかかるご家族の負担が軽減
     

在宅医療で可能な治療やサービス

・定期訪問診療
・在宅注射、点滴、採血・採尿検査、血圧測定、心電図、超音波検査(心臓・腹部)
・在宅での経管栄養、中心静脈栄養、酸素吸入、人工呼吸器管理
・自己注射管理、自己腹膜潅流の管理
・悪性疾患末期における栄養管理や疼痛緩和

※上記以外にも様々な治療・処置が可能です。

在宅診療は保険医療です

在宅診療は保険医療であり、基本的に個人負担はその保険の自己負担分となります。

●70歳以上の方:一般の方は1割、一定以上の所得の方は2割の自己負担
●69歳以下の方:3割または2割の自己負担

また、重度心身障害・特定疾患(難病)・生活保護等で公費負担を受けている方は
その適応を受けられ、労災保険も使用できます。